
ゾルゲ事件 - Wikipedia: "10月18日外事課は検挙班を分けてゾルゲ、マックス・クラウゼン、ブランコ・ド・ヴーケリッチの3外国人容疑者を同時に検挙した。"彼は歴史を変えたスパイといわれる。
というのも:
リヒャルト・ゾルゲ - Wikipedia: "近衛内閣のブレーンで政権中枢や軍内部に情報網を持つ尾崎は、日本軍の矛先が同盟国のドイツが求める対ソ参戦に向かうのか、仏領インドシナやイギリス領マレー、フィリピンなどの南方へ向かうのかを探った。日本軍部は、独ソ戦開戦に先立つ1941年4月30日に日ソ中立条約が締結されていた上、南方資源確保の意味もあってソ連への侵攻には消極的であった。1941年9月6日の御前会議でイギリスやオランダやアメリカが支配する南方へ向かう「帝国国策遂行要領」を決定した。
この情報を尾崎を介して入手することができ、それを10月4日にソ連本国へ打電した。その結果、ソ連は日本軍の攻撃に対処するためにソ満国境に配備した冬季装備の充実した精鋭部隊をヨーロッパ方面へ移動させ、モスクワ前面の攻防戦でドイツ軍を押し返すことに成功し、最終的に1945年5月に独ソ戦に勝利する。"
ゾルゲの情報がなかったら、ソ連はドイツに負けていただろう。ドイツはどうせアングロサクソンに負けただろうが、第二次大戦後の世界はソ連抜きのものとなったはず。ソ連抜きの戦後の歴史は現在と全く違ったものとなっていただろうというもの。
歴史の流れは必然的なものではない。多くの偶然の結果、たまたまこうなっているだけのものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿